第3回最優秀賞 第3回優秀賞 入選(春〜秋) 総評    




山の吐息

秋の岩峰
「山の吐息」
角田利二(那須塩原市)
撮影場所:牛ヶ首南側三差路付近
「秋の岩峰」
佐藤孝一(福島県国見町)
撮影場所:登山口〜茶屋の間

 牛ヶ首南面の三叉路付近で、きれいな実をつけたナナカマドを見つけて撮影をはじめたところ、茶臼岳頂上の白い噴煙の真上に上昇気流による雲が発生し始めて、いかにも山の吐息というように感じました。(角田)

 友人夫婦と三人で初めて那須連峰を登山に行き、あまりの紅葉の美にただただ驚くばかりでした。
 歩き初めてまもなく朝日岳の雄大な青空にそびえる山は、自分の目をうたがうほどでした。登山道より見た目そのまま広角レンズで写してみました。この日一日は紅葉によいしれ、楽しい那須の山旅を楽しみました。
 またいつの日か訪れて見たいと思っています。(佐藤)


情熱の那須
紅葉の自然の景観
「情熱の那須」
田宮与四郎(真岡市)
撮影場所:茶臼岳
「紅葉の自然の景観」
和田 惇(足利市)
撮影場所:牛ヶ首近辺
 久し振りに登った茶臼岳は、日頃のストレスを無条件に解消してくれる様な、上品で情熱的な秋化粧で迎えてくれた。
 その美しさに見とれていると、強風でときどき大きく揺れるドウダンの赤い葉が那須の山々の情熱の炎の様に思えた。(田宮)

 那須岳の主峰で白煙が噴気孔から何カ所も見られ、山頂付近は草木が一本もなく大小の岩が転がって、赤茶けた山肌が露出していた。何処か変わった風景がないかと探し歩いていたら思いが叶った様な風景だ。
 これだと思いシャッターを切った。(和田)


奥那須紅にもえる 朝日影
「奥那須紅にもえる」
箕輪一夫(東京都江東区)
撮影場所:隠居倉
「朝日影」
中山広亮(東京都目黒区)
撮影場所:エピナール那須屋上
 10月17日に那須ロープウェー山麓駅から茶臼岳、熊見曽根と縦走し、夕方近くになり隠居倉から三斗小屋に下り始めたときに、これまでの霧雨と強風の悪天候が急速に回復、見事な紅葉の山々が行く手に広がりました。(箕輪)
 ‘05年12月20日、午前6時、ホテルエピナール那須のスカイウォークに登ってみた。 寒風のもと、東の空は暁を迎え、夜明けの荘厳な儀式が。
 北側の那須岳は雲で少々霞んでいるが、高原に広がる雑木林は朝日を浴び真っ赤に…。 ツインタワーの黒い影、白い雪、寒さを忘れてシャッターを切り続けた。(中山)


初冬の那須岳
凍る火口壁
「初冬の那須岳」
水野光政(那須塩原市)
撮影場所:南月山
「凍る火口壁」
平野末造(那須塩原市)
撮影場所:茶臼岳
 11月下旬、この日は朝から風雪が強く、登山者もわずか数人。南月山まで行くが雲も厚く強風は止まない。午後になり雲間から太陽がときどき顔を出し、茶臼岳に陽が射し始めたので、風が少し弱まるのを待ってシャッターを押した。(水野)
 きょうも茶臼岳北壁には、噴煙によってできた岩氷がびっしり着いている。
 アイゼンを付け、足元に注意しながら撮影ポイントを捜す。噴気付近に他では見られない岩氷があったのでカメラをセットする。
 この作品は、冬の茶臼岳の凄味と厳しさを表現するため、あえて露光を1絞り分アンダーに撮った。他にも露光を変えて撮ったが、こちらの作品が良いと思った。(平野)



厳冬夕照


夕照の茶臼岳
「厳冬夕照」
山ア 泰(岩舟町)
撮影場所:茶臼山頂
「夕照の茶臼岳」
菊地啓二(宇都宮市)
撮影場所:峰の茶屋
 冬の那須山系は強風で有名。移動性高気圧が本州の真上に来るのを待って早朝出発、ヘッドランプで茶臼岳へ。雪稜が朝日に染まる時を撮影。
 峰の茶屋の小屋で仮眠、夕方から再度撮影開始。茶臼岳山頂のエビの尻尾が夕照に染まる時を撮影した。(山ア)

 前日までの雪もあがり、当日は高気圧が本州にかかり絶好の天気、頂上へも気楽に登りその周辺を撮影した。
 風の回廊那須連山でもあり、夕刻からの天気の変化に注意しながら撮影を続けたが、その兆しもないので茶臼の赤焼けを期待して待つことにした。
 太陽が沈むにつれ光も弱くなったが、ピンクの茶臼岳を撮ることが出来た。下山にはヘッドランプを使用した。(菊地)