第15回グランプリ 特 選 入 選 総 評   


第15回四季の那須フォトコンテスト入賞作品発表

 第15回四季の那須フォトコンテストに県内外から、たくさんのご応募ありがとうございました。 
応募点数491点、応募者数167名の中から入賞された作品をここに発表いたします。

主 催 : 四季の那須フォトコンテスト実行委員会 
        <那須町商工会、(一社)那須町観光協会> 
後 援 : 那須町、那須町文化協会、那須フィルムコミッション、NHK宇都宮放送局、
     ㈱とちぎテレビ、㈱エフエム栃木、㈱下野新聞社
協 賛 : 那須レジャー施設協会、サッポロビール㈱那須工場、Mt.ジーンズ那須、
     ㈱南ヶ丘牧場、㈱栃木ニコン、東洋リビング㈱、富士フイルムイメージング
     システムズ㈱、㈱フレームマン、那須中央観光バス㈱



※写真をクリックすると大きい画像が御覧いただけます(別窓が開きます)。






秋たけなわ

13時過ぎ、牛ヶ首よりロープウェーの道を帰る途中、日の出平下の山なみに、雲とダケカンバが西日に照らされていたため、急いで撮影しました。(青木)



紅葉の鮮やかさはもちろん、陰影によって照らされた部分がより輝いて見え、那須の紅葉の雄大さをこれでもかと見せつけられる作品です。
起伏のある稜線も単調になりがちなフレーミングに変化を出していますし、霧のも控えめながらとてもいいアクセントになっています。  グランプリにふさわしい素晴らしい作品です。(選評:並木 隆)
「秋たけなわ」 
青木繁雄(栃木県那須町)
撮影場所:牛ヶ首





渇水の終演
  
矢ノ目ダムは私にとって最も適した被写体である場所だと思っております。この作品は、平成28年の夏に渇水により地表が現れ、土と草が生えた後にダムが放水されずに水が溜まり、もう少しで満水になるところです。(石川)



この場所にここまで水が上がるのはまれなことだと聞きました。同じ場所に通い続けるからこそ生まれた作品と言えますね。鮮やかな草が水面に飲み込まれていくグラデーションは見事ですし、立ち枯れの木々もすごくいいバランスです。上部の空間がなければ、グランプリになっていてもおかしくない作品でした。(選評:並木 隆)

「渇水の終演」
石川義一(栃木県那須町)
撮影場所:矢ノ目ダム




16年末に秋田から栃木に移住し、伝統芸能を中心に撮っています。今回の題材の一ツ樅の獅子舞は力強く、コミカルで好きな獅子舞の一つです。3月に地元の神社で披露された舞は幻想的で、素晴らしい被写体でした。(高橋)


一ツ樅の獅子舞のひとコマですね。社を前に奉納する踊りの雰囲気がとてもよく表現できていますね。スローシャッターによる回転ブレを組み合わせて躍動感を感じさせつつ、低いアングルから見上げて迫力を出しているのは流石です。お祭りは日中ですが、暗めの露出で仕上げたのも作品を盛り上げるとてもいいポ イントです。(選評:並木 隆)

夕闇の獅子
「夕闇の獅子」
高橋尚義(栃木県那須塩原市)
撮影場所:一ツ樅




見てござる  
道の端にひっそりと佇む道祖神の柔らかな表情。そして空にはドラマティックな雲。思わずカメラを向けていました。(加藤)

夕陽に照らされたお地蔵様。周囲にはなにもなく、山に囲まれた中にひっそりとたたずむ様は、感慨深いものがありますね。お地蔵様には申し訳ありませんが、被写体としてはとても地味。でも、その地味さを夕陽の色と周囲の風景でここまで盛り上げているのは素晴らしいの一言です。(選評:並木 隆)

「見てござる」
加藤久子(栃木県那須町)
撮影場所:小深堀




新緑が夜露に濡れた爽やかな高原の早朝。朝日が差し込む前の時間帯を選んで撮影しました。滝の音と、時よりのそよ風を独り占めできました。(蛛j


強烈とも感じるくらいの鮮やかな新緑の色はインパクトが大きいですね。駒止の滝を小さくフレーミングしたことで、その印象はより強いものになりました。あえて手前の新緑をぼかすことでグリーンの割合を多くし、新緑に囲まれた雰囲気をさらに盛り上げています。滝の流れ以外に木々もブラスことで動感をさらにプラスし、画面の中に変化を出しているのは流石ですね。(選評:並木 隆)


緑風のささやき
「緑風のささやき」
蛻齠ソ(栃木県那須塩原市)
撮影場所:駒止の滝




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