第2回最優秀賞 第2回優秀賞 入選(秋〜冬) 総評    




「春の小道」
寺田一男(大田原市)
撮影場所:芦野

「茶臼遠望」
加藤久子(那須町)
撮影場所:伊王野

 春のひと時、那須町に向かっていました。最初に立ち寄ったのが遊行柳の里。満開の桜、新緑のしだれ柳。そこに2組の男女が歩いて来ました。談笑しながら歩く4人の後姿が小さくなる頃を見計らって撮った一枚が「春の小道」になりました。(寺田)

 茶臼岳に来る春は遅く、里では桜が満開というのにその頂は雪を残して春霞に煙っています。そのブルーグレーの美しさに惹かれてシャッターを押しました。(加藤)





「天上の楽園」
斎藤京子(福島県白河市)
撮影場所:マウントジーンズ
       スキー場付近
「白ヤシオ咲く頃」
平石 實(喜連川町)
撮影場所:北湯付近
 ゴヨウツツジの群生を撮ろうと初めて訪れましたが、見頃は過ぎていました。一本の木だけが純白な花を残していました。青い空、澄みきった空気、そして真白い花のゴヨウツヅシ、遠くには雄大な那須山、まさに「天上の楽園」のように思われました。撮影には白い雲の流れの配置を考慮しながら撮りました。(斎藤)  今シーズン(H.16)は、開花にバラつきが有り樹木の選定に時間がかかりました。大倉尾根まで登り、下山途中枝振りの良い白ヤシオに出合いさっそく撮影準備、その時、下り坂の天候のおかげで、急にガスが発生し絶好のシャッターチャンスとなりました。(平石)





「夏山花景」
平野さよ子(大田原市)
撮影場所:ロープウェイ終点付近
「爽 夏」
粂井勝人(福島県白河市)
撮影場所:那須どうぶつ王国付近
 茶臼の荒涼とした岩場一面にウラジロタデが咲いておりました。大きな岩の陰で咲く姿、強風の中で地にしがみつくように咲く姿に生きる知恵と力を感じました。
 写真はロープウェイ山頂付近からワイドレンズを使用、花を主題に夏山の花風景を撮影しました。(平野)


 2003年8月に早起きをし、早朝の那須へと撮影に向かいました。真夏という事で寝苦しい日が続いておりましたが、那須の早朝の空気は、爽快で、大変気持ちが良かった事を記憶してます。
 普段観光地として賑わっている那須も良いですが、私は、早朝の「静寂の時間」に大変魅力を感じます。(粂井)



「枯木水映」
薄井光雄(福島県白河市)
撮影場所:矢ノ目ダム
「高原のうねり」
八板三子(那須塩原市)
撮影場所:茶臼岳への登山道
 夏の早朝、枯木のはえている矢ノ目ダムに出かけて見た。朝焼けに反射する立木を撮ろうと思ったが朝焼けにならず、少し靄っていた。よく見ると水面に映る立木が美しく見えたので狙ってみた。(薄井)

 山の稜線が「海岸線」、雲が「波濤のうねり」、手前のすすきが「砂浜」。私は今、「海」にいる。
 その時、私が感じた気分を一枚の絵にしてみました。すぐ近くでりんどうの花たちも微笑んでいました。感謝!!(八板)



「高原の空」
鈴木秀一(福島県白河市)
撮影場所:ちふり地区
「紅」
島貫喜重(千葉県野田市)
撮影場所:蓑沢
 広々とした那須の自然が好きで、この場所に通い続けています。青い空、白い雲、枯葉、雑木どこまでもつづく草原の広がりと空気感が伝ってきます。この風景を見ていると、幼い頃、野原で遊んだことを思い出し心がいやされます。(鈴木)  彼岸花の里みのざわに2004年、9月18日(土)に行き、天候にめぐまれ彼岸花が鮮やかな赤色(べに)に見えました。撮影にさいしてフィルム特性を利用した色調が効果を出してみました。(島貫)