第7回優秀賞 準優秀賞 入選(春〜夏) 入選(夏〜冬) 総 評   




春の入口

祭りの朝
「春の入口」
矢澤 清(宇都宮市)
撮影場所:芦野温泉神社
「祭りの朝」
野沢 栄(真岡市)
撮影場所:岩観音


 温泉神社の入り口の見事な満開の桜と奥に通じる参道沿いの花は、まさに春の入り口を連想させる光景でした。芦野温泉は知っていましたが、温泉神社があることを初めて知り、那須の歴史のすごさをあらためて感じた撮影でした。(矢澤)


 私も同じ県北部の出身。このどこか懐かしい長閑な雰囲気に祭りの朝ワクワクした気持ちを抑えきれず、小銭を握り締め神社へ走った子供の頃を思い出しながら撮った1枚です。(野沢)
 



山桜咲く季節

天上の春
「山桜咲く季節」
半田信一(大田原市)
撮影場所:豊原丙
「天上の春」
小林正行(大田原市)
撮影場所:牛ヶ首

 4月末、豊原の田んぼ道を歩いていると山桜が田んぼの水面に茶臼岳と一緒に映っていて、那須の自然にマッチした風景でしたので、撮影したのです。(半田)

 牛ヶ首から日の出平はミネザクラがこの日はちょうど満開で天気も良く晴れ撮影には最高の日でした。私は牛ヶ首のミネザクラに茶臼岳をバックに雲にも注意しながら撮影を行いました。(小林)



草原の彩り

静寂の時
「草原の彩り」
山本節子(大田原市)
撮影場所:小深堀
「静寂の時」
野川健一(宇都宮市)
撮影場所:伊王野道の駅

 花の状態が一番美しい時に出会う事ができ、大変感動致しました。花を踏まないよう気を付けて撮影しました。このような美しい自然がこわされる事なく、いつまでも残っていて欲しいと思いました。(山本)

 たまたま川面を見ると鯉が群をなしてアヤメの花の下を悠然と泳いでいる姿がまるで花見でもしている様子に見えました。その姿に穏やかさを感じそっと、静かに近づいたのですが、いつの間に一匹だけになってしまいました。(野川)



咲き揃う

高原の夏休み
「咲き揃う」
小町隆義(大田原市)
撮影場所:横岡
「高原の夏休み」
唐澤信幸(那須町)
撮影場所:大島

 仕事の帰り路、赤い花が目にとまった。何の花かと行って見ると、それはキツネノカミソリだった。さっそく次の日広角レンズを使って撮影しました。(小町)


 広大な牧草地の爽やかな風が吹く。那須どうぶつ王国のファームエリア。夏の陽射しと雲、木陰のコントラストの中、懐かしさを感じる夏の日(唐澤)



梅雨の晴れ間

狐炎
「梅雨の晴れ間」
櫻岡 進(大田原市)
撮影場所:牛ヶ首付近
「狐炎」
田熊敏朗(小山市)
撮影場所:殺生石(御神火祭)

 シャクナゲの咲く季節は梅雨となり、なかなか晴れませんが幸運なことに、天気予報が当たり快晴となりました。なんとか満開に咲く花を見つけ撮影したのがこの作品です。(櫻岡)

 殺生石上空の北斗七星の輝きが、松明行列から紅蓮の炎に変わる。太鼓はあたかも九尾狐のハートビート。炎に向けてシャッターを押す。それは茶臼岳そして上代と繋がるシナプスか。(田熊)

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