第8回優秀賞 準優秀賞 入選(春〜秋) 入選(秋〜冬) 総 評   




里の春 現われた、九尾狐の夫婦
「里の春」
釜井三木(宇都宮市)
撮影場所:芦野
「現われた、九尾狐の夫婦」
富永 明(宇都宮市)
撮影場所:殺生石(御神火祭)

 大空を泳ぐ鯉のぼり、農業をする人、周辺の菜の花、桜などをどう表現したら良いか考え、広角レンズを使いほのぼのとした里の春を撮りました。(釜井)

 イベントキャンペーン撮影のモデルさん、気持ちよく写真を撮らせてくれました。有難う御座いました。(富永) 




化ける

群生
「化ける」
野川健一(宇都宮市)
撮影場所:殺生石(御神火祭)
「群生」
大竹はじめ(宇都宮市)
撮影場所:八幡

 今回は御神火祭に参加したくなり、私自身キツネの面に白装束で松明をかざし殺生石までの行列に、とても感動しました。(野川)

 夜明け前から待機し、明るくなるのを待ちました。満開のツツジを配置し、レンズの前方上部を黒い厚紙で覆い、明るい空とツツジの露出を合わせました。(大竹)




白やしおと赤茶臼

花畑撮って立ち去る柳かな
「白やしおと赤茶臼」
荻原隆二(高根沢町)
撮影場所:マウントジーンズ
スキー場
「花畑撮って立ち去る柳かな」
福田英幸(那須塩原市)
撮影場所:遊行柳


 開花情報と天気予報を確認して、早朝ヘッドライトを付けて目的地に着いたら、満開の白やしおの大木が出向かえてくれました。幸運にも晴天に恵まれ、思い掛けず茶臼岳の赤焼けにも出合うことが出来ました。こんな素晴しい光景を独り占めでした。自然に感謝するばかり。夢中でシャッターを切り続けた数分のドラマの一枚です。(荻原)


 初夏の休日に、白河の関を見物に行った帰り道に遊行柳へ立ち寄りました。鳥居をくぐり参道奥の上の宮神社へカメラを片手に歩いていると、美しいポピーの花が咲き乱れているのを発見、思わずローアングルで撮影しました。画題は芭蕉の句「田一枚植えて立ち去る柳かな」に思いをよせて捻りました。(福田)




香る林

癒やされる
「香る林」
野川広子 (宇都宮市)
撮影場所:赤松林
「癒やされる」
小島紀子(東京都多摩市)
撮影場所:マウントジーンズ
スキー場

 毎年この時期が待ち遠しく、今年も主人と2人、赤松林に出かけました。車のドアを開けると同時に甘くやさしいユリの香り。私はどんどん林の中へ誘われて行き、夢中でシャッターを切りました。(野川)

 撮影日は昨年の8月16日。スキー場のゴンドラを降りてすぐの場所です。おじいちゃんを喜ばそうとハンモックを揺らす三女と、本当に気持ち良さそうな父の姿がほほえましく、カメラを覗きながらこちらも癒やされました。(小島)




真紅な季

大噴夕照
「真紅な季」
櫻岡 進(大田原市)
撮影場所:蓑沢
「大噴夕照」
檜山 龍(宇都宮市)
撮影場所:茶臼岳

 小雨が降るなか、山々にはもやがかかり願ってもない情景、雨にぬれた真紅な花はとてもあざやかです。開花時期が例年にくらべ一週間から十日ほど遅れましたが、たくさん花が咲き楽しく撮影できました。(櫻岡)

 足場の不安定な斜面で2時間待ち続けた甲斐あり。噴気も山も夕日で真っ赤に染まりました。噴気の表情を写しとめるためISO感度を上げ、できるだけ速いシャッタースピードをきりました。(檜山)


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