第10回グランプリ 特選 入選 総 評   




朝の光

雪山

「朝の光」
加藤 守(那須町)
撮影場所:菱喰内付近
「雪山」
大平敬一(那須町)
撮影場所:那須山登山道


 曼珠沙華は仏教の教典で「天上の花」という意味と聞きます。神々しい花をイメージして朝日が花に射し込む瞬間に撮りました。
(加藤)


 雪山登山の帰りにふと見ると、地吹雪の先で空が光り山全体が神秘の面持ちでした。なんとか再現したいとシャッターを切りました。
(大平)




光降る雑木林

厳冬からの贈り物
「光降る雑木林」
加藤久子(那須町)
撮影場所:那須街道一軒茶屋付近
「厳冬からの贈り物」
吉村勝昭(那須塩原市)
撮影場所:那須どうぶつ王国付近

 真夏の早朝、那須街道を走行中、雑木林に光芒が射し込んでいるのに気づき、急きょ側道から撮影したものです。
(加藤)

 冬の那須を代表するような美しい景色を探していた時、ふと眼に留まったこの景色。二本のタイヤ跡に生活感が滲み出ていました。
(吉村)




行楽

稜線の冬華
「行楽」
角田利二(那須塩原市)
撮影場所:那須フラワーワールド
「稜線の冬華」
高久 忠(那須塩原市)
撮影場所:茶臼岳山頂

 五月晴れの花園には色とりどりのデージーが咲き乱れてカメラを引きつけていました。花が小さいので目線を低くして撮りました。
(角田)

 茶臼岳の噴気孔より絶え間なく吹き出す水蒸気が冷えた稜線にあたり素晴らしい冬の華を咲かせていたワンカットです。
(高久)




山肌彩る


里の春
「山肌彩る」
中嶋太一(那須塩原市)
撮影場所:峠の茶屋付近
「里の春」
芳賀定教(大田原市)
撮影場所:小島

 那須山には、ナナカマドが多くあり、紅葉も終り実が赤く目立つのを待ち撮影しました。
(中嶋)

 小島にある神社の近くをたまたま車で通ったところ、桜に夕日が射して綺麗だったので慌てて車を降りてカメラと三脚をセットして撮影しました。
(芳賀)




滝を飾る

畦の彩
「滝を飾る」
須藤光男(大田原市)
撮影場所:駒止の滝
「畦の彩」
熊田昌昭(大田原市)
撮影場所:蓑沢

 紅葉の最盛期を迎えた駒止の滝。山肌を真っ二つに分れる真白き豪快な飛沫は、錦秋という彩りに飾られていました。
(須藤)

 この日早朝から雨が降っており、畦には雨に濡れひときわ美しくなった彼岸花が印象的でした。
(熊田)





燃える山肌

願う
「燃える山肌」
渡邉廣壽(壬生町)
撮影場所:牛ヶ首付近
「願う」
山口智之(宇都宮市)
撮影場所:殺生石

 那須岳牛ヶ首の紅葉です。赤の発色を出すために、アンダー気味に撮影しました。
(渡邉)

 訪れるたびに様々な表情で迎えてくれます。誰を想い何を祈ったか、積上げられた願いとその強さを感じた地蔵との出会いがありました。
(山口)




甦る湖底

律の調べ
「甦る湖底」
北山千寿子(宇都宮市)
撮影場所:矢野目ダム
「律の調べ」
井上健順(宇都宮市)
撮影場所:伊王野

 もともとはこのような風景だったのでしょうか?青々と茂った草木を見て、生命力の強さに驚くばかりでした。
(北山)

 美女達の気魂のこもった太鼓の演奏から秋を音に準えた季語「律の調べ」と題しました。素晴らしい笑顔の一枚を選び抜きました。
(井上)




那須に勢ぞろい

神事終えて

「那須に勢ぞろい」
佐藤 博(宇都宮市)
撮影場所:那須温泉神社前
「神事終えて」
舘野 進(宇都宮市)
撮影場所:那須温泉神社

 那須温泉神社前で徳島の阿波おどりを踊り、おり足並み揃う華麗な動きに思わずシャッターを切りました。
(佐藤)

 汲み上げられた鹿の湯は、社殿に奉納され例大祭の神事は終わる。寒い参道で神職が降りて来るのを待って、提灯の灯りに注意しながら撮影しました。
(舘野)




至福の刻

参拝終えて
「至福の刻」
斉藤昭彦(福島県白河市)
撮影場所:芦野
「参拝終えて」
森嶋新勝(茨城県常陸大宮市)
撮影場所:伊王野温泉神社

 柳まつりの時、馬を操る方が軽トラックの荷台に腰をかけ、出番前の一時に一服する姿を撮りました。
(斉藤)

 伊王野温泉神社の本殿へと続く杉並木。灯が入り荘厳な雰囲気が漂うなか、参拝に訪れた方が帰路につく後ろ姿を撮影しました。
(森嶋)




温泉付け祭りの日

つかまえた
「温泉付け祭りの日」
高田良昇(茨城県笠間市)
撮影場所:伊王野温泉神社
「つかまえた」
小島紀子(東京都多摩市)
撮影場所:那須高原友愛の森

 子供たちのあでやかな衣装と杉の巨木が夕方の光に照らされて印象的でした。
(田)

 5月5日。大きくて見事なこいのぼりが、元気よく泳いでいました。無邪気に追いかける末娘の姿を、嬉しく思いながら撮りました。
(小島)


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