第10回グランプリ | 特選 | 入選 | 総 評 |
昨年に引き続きフォトコンテストの審査を担当させていただきました。その印象を記します。今年は昨年より応募者数が減って、応募作品も少なくなってしまいました。この結果は残念なのですが、今年の応募作品の質は昨年に比べ,だいぶ向上していると感じました。入賞作品をご覧になってもらえば分かると思いますが、作者の個性が色濃く反映された作品が多く見られたのです。一例を上げれば、昨年の応募作品で目立っていたのは、過去に入賞した作品と同じ場所にカメラを据え、似た構図で撮影した映像が多く見受けられたことです。確かにそのような場所は被写体として格好の場所だから類似する映像が多くなるのは分かるのですが、今年はその傾向が薄れ同じ場所であっても全く違った目線で被写体と向き合った映像が多くなったと思えたのです。私としては、この傾向は歓迎すべきことだと思うのですが、ただ質の高い作品が要求されるフォトコンテストと言うイメージが定着してしまうと、投稿する方々が出品をひかえてしまうことに繋がるようにも思えるのです。
審査員 写真家 石橋 睦美 |
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<写真家 石橋睦美> |
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