第13回 四季の那須フォトコンテストの審査をさせていただいた並木です。 過去最高の応募数ということもあり、バリエーション豊かでレベルの高い応募作品に、かなり 難しい、悩み多き審査となりました。正直、上位入賞はあと倍の枠が欲しかったくらいです。 審査前に、那須の有名な撮影ポイントをいくつか案内していただいたので、応募作品の 中にもそのポイントで撮影されたものがありました。でも、そこに行ったら見ることのできる 被写体が写っているだけでは、上位入賞は難しいでしょう。 早朝や夕方、もしくは夜など、普通は見ることのない時間帯、雨など天候の悪いときなどに 出向いて撮影するだけで、同じポイントでもまったく違った表情になりますよ。また、季節は秋やに撮影された作品が圧倒的に多く、新緑の時期や夏の作品が思いのほか少なかったですね。 来年度も私が審査をさせていただきますので、上記のようなポイントを思い浮かべながら、 これまでの応募作品にはなかった、那須町の魅力を見せてほしいなと思っています。
審査員 写真家 並木 隆
<写真家 並木隆> 1971年東京生まれ。高校生時代月刊カメラマンを 通じて丸林正則氏と出会い、以降写真の指導を受 ける。東京写真専門学校(現・東京ビジュアルア ーツ)中退後、フリーランスに。 花や自然をモチーフに各種雑誌紙面での作品発表。 日本写真家協会、日本自然科学写真協会会員