第4回最優秀賞 入選(春〜夏) 入選(秋〜冬) 総評    



春望 遊行柳と共に
「春望」
宇賀神康男(宇都宮市)
撮影場所:高久甲
「遊行柳と共に」
加藤久子(那須町)
撮影場所:芦野


 この日は朝から春にはめずらしく青空が広がっていたので、急いでカメラを車に積み高速道を走って行きました。現場は風が強かったですが、その一瞬を左からの雲とのバランスを考えて撮りました。(宇賀神)


 「田一枚植えて立ち去る柳かな」という芭蕉の句で知られる遊行柳。傍らで満開の桜がやわらかい光を受けて輝いていました。春色を感じつつ撮りました。(加藤)


岩観音の春
競演
「岩観音の春」
佐川栄治(那須塩原市)
撮影場所:岩観音
「競演」
福田廣志(那須塩原市)
撮影場所:湯本

 岩観音は294号線道の駅「東山道伊王野」から北へ2kmの左手にあります。この写真は日没直後のライトアップの時に中望遠レンズの圧縮効果を利用して岩場に咲く宵櫻をボリューム感が出るように写しました。(佐川)

 愛子さまのお印、ゴヨウツツジが清々しい初夏の青空の中で満開に咲き誇る姿を見て、その美しさに感動しました。これほど沢山の花数を付ける年は珍しく赤い花との「競演」に出会えた事と周辺環境に恵まれたことが幸運でした。後方の「茶臼岳」と花が重ならないポジションを選んで撮影しました。(福田)



春の香


清爽初夏
「春の香」
佐藤英雄(大田原市)
撮影場所:マウントジーンズ
「清爽初夏」
檜山 龍(宇都宮市)
撮影場所:姥ヶ平

 ツツジの花がグレイに見え光が当たるのを待つことにしました。時間がたつのに従って雲が切れたのか、どんどん光が近づいてきて、目の前のツツジが真っ白に広がって来てついにシャッターチャンスになりました。広角レンズでツツジの真ん中に茶臼岳を入れて写した一枚です。(佐藤)

 姥ヶ平に咲き誇るムラサキヤシオを主題に、梅雨の晴れ間の爽やかな空気間をストレートに表現しました。(檜山)



春の那須高原

岩場に咲く
「春の那須高原」
櫻井俊夫(宇都宮市)
撮影場所:八幡
「岩場に咲く」
櫻岡 進(大田原市)
撮影場所:朝日岳付近

 ツツジの美しさと広大さ、快晴に誘われて姿を表した茶臼岳とのベストマッチングは大自然がくれた栄養をたっぷりと私の心に染み込ませていました。撮影が終わる頃、茶臼岳は何かを語るかのように雲のかなたに去っていきました。(櫻井)

 この辺りで一面が大小の岩でゴロゴロしています。この岩場に張りつくように咲いていました。見過ごしてしまうほど小さくて可愛らしい花を今年は満開での撮影をする事ができました。花名はヒメシャジン。(櫻岡)



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