第5回優秀賞 準優秀賞 入選（春～夏） 入選（夏～冬） 総評  



つつじ咲く頃 春香るお堂
「つつじ咲く頃」
福田廣志（那須塩原市）
撮影場所：湯本 		「春香るお堂」
鈴木典子（小山市）
撮影場所：伊王野（正慶寺）


　標高９００ｍの春は遅く、木々の芽吹きと共に、つつじが一斉に花を咲かせます。青空の下で、雄大な茶臼岳を背景に噴煙を上がるのを待って撮影しました。（福田）　
　快晴の日、境内を散策していると物静かなお堂と色鮮やかな桜が目に入りました。お堂には日本特有の情緒があり心癒されます。屋根の擬宝珠と欄干と桜の配置に気をつけて、春の風情を楽しみながら撮影しました。（鈴木）　


緑陰
赤松林の朝
「緑　陰」
林王治之（宇都宮市）
撮影場所：芦野		 「赤松林の朝」
加藤　守（那須町）
撮影場所：赤松林

　芦野を訪れる度に気になっていた街道の脇の竹林。小雨の降るなか撮影を開始するも障害発生で早々退散する事に。次回は万全な藪蚊対策をして挑みます。（林王）
　那須街道沿いの赤松林には、毎年７月ともなるとあちこちに山ゆりの花が開花し、道行く人々の心を和ませてくれています。夏の朝のひんやりとした、さわやかな空気感と赤松の木肌の色を強調するため、日の出直後の時間帯をねらってシャッターを切りました。
（加藤）



曙光
秋陽に輝く
「曙　光」
平野さよ子（大田原市）
撮影場所：池田		 「秋陽に輝く」
長谷川正一（茨城県笠間市）
撮影場所：牛ヶ首

　雲間から強烈な太陽光が差し込んだ瞬間、刈り取られた牧草地が紅く染まりました。ドラマチックな朝の光景でした。点在する牧草の位置と、避けきれないゴーストを気にしながら撮影しました。（平野）　
　風もなく、よく晴れた秋の朝、太陽に輝くカリヤスモドキと太陽を強調するため逆光で魚眼レンズで撮影しました。（長谷川）　



秋の勇姿
里山染まる
「秋の勇姿」
岩﨑　覚（宇都宮市）
撮影場所：峠の茶屋～峰の茶屋		 「里山染まる」
岩鍋庄次（福島県白河市）
撮影場所：芦野

　まだ夜が明けきらぬなか、峠の茶屋より登り始めました。森林限界を過ぎたあたりで、日の出を迎え開けた視界の中に朝日岳が聳えました。秋の樹々と朝の斜陽が奏でる鮮烈な色合いにしばし心を奪われました。（岩﨑）
　秋の里山に一面に真赤に咲き染めていました。早朝に行き朝日の出るのを待って斜光より撮影をしてみました。（岩鍋）　



天上の珊瑚
紅葉劇場
「天上の珊瑚」
鈴木清次（福島県西郷村）
撮影場所：朝日岳～熊見曽根		 「紅葉劇場」
木村孝由（埼玉県狭山市）
撮影場所：姥ヶ平

　早朝暗い中、気温は氷点下流れ星の流れる中、山頂へ向かった。峰の茶屋を通りそこから三本槍に向かう。朝日岳を過ぎて熊見曽根の手前に出た所で、突然珊瑚を思わせる様な光景に目がとまり霧中でシャッターを切りました。そのまま進み三本槍に着くと、そこではブロッケン現象に出会い感動しました。（鈴木）
　霧の中、待つこと１時間、青空が広がってきました・・・さ～紅葉劇場の幕開けです。ドラマチックな幕開けとピークの紅葉でまぶしいくらいな舞台の盛り上がり、感動の一瞬を記憶と共に焼き付けた瞬間でした。（木村）　



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