昨年に引き続き二度目の審査となりましたが、今回はバラエティー豊かな作品が集まり、那須の新たな魅力を感じる審査となりました。那須連山や高原の素晴らしさはもとより田園風景や歴史を感じさせる街道など、地元の方にとっては馴染み深い場所が、作者の新鮮な表現で捉えられていました。これから応募が増えそうな新しい撮影ポイントの作品もあり、今後も変化に富んだ作品が集まることを期待しております。

　また、今年の傾向としては、昨年多かった冬山・ヤマツツジ・ゴヨウツツジなどの応募が少なかったようです。「四季の那須フォトコンテスト」は過去２年以内の作品を応募できますので、ツツジなど表年・裏年がある花や紅葉は、いい条件で撮った過去の作品を、もう一度見直して応募してみてはいかがでしょう。これら有名な被写体と、まだ知られていない被写体が応募されることで入賞作品もより変化に富み、それこそが2000m級の山頂から麓の城下町までを有する那須の魅力だと思います。

来年も素晴らしい那須の自然や歴史を感じさせる風景など、県内外からの応募を心よりお待ちしております。

審査員　写真家　米 美知子